2021年05月15日
ブログ
空き家の荷物やゴミが片付かない ~空き家の売却で実際にあった事例㉙~
空き家を売却する場合、家具や家電などの荷物やゴミは全て片付けられた空の状態で引き渡すのが原則です。
空き家内に残っている物(残置物)は、原則として売主さんが責任をもって片付けない(処分しない)といけません。
空き家の残置物
空き家の中には所有者さんの残置物と呼ばれる荷物やゴミがそのままになっていることがあります。
空き家を売る場合、原則として売主さんは、空き家内にある物を片付けて処分する必要があります。
売主さんにとっては、「買主さんが引き取ってくれないかな?」と思うかもしれませんが、よっぽどのことが無い限り、買主さんにとって売主さんの残置物は残念ながら「タダで譲ります」となっても喜ばれることはありません。
このように、買主さんへ引き渡すまでに空き家内には残置物(荷物)がない状態にしないといけません。
自分では片付けられない!
Yさん「空き家には、前住んでいた時の物がまだたくさん置いてあります。最終的には、業者に任せるつもりですが、ある程度は自分で片付けるつもりです。費用を少しでも抑えたいので。」
と、この売主さんYさんは、少しでも処分費用を減らそうと、片付けられる物は自分で少しずつ片付けて、残りを業者に頼むと考えたのです。
しかし、ある時、
Yさん「時間を作って自分で少しは片付けたけど、これじゃ片付けるのに1年かかってしまう。物が多すぎて全然片付かないです。」
最初は自分で片付けると意気込んでいても、引き渡しの期日が迫ってきて、あまりの多さに自分では片付けられないと思い、途中でやめてしまったのです。
さらに、思い出や懐かしの物が出てきて、それを見入っている間に時間がなくなってしまったのもあります。
少しぐらい量であれば何とか自分で片付けられそうですが、やはり残置物の量が多いとなかなかご自身で片付けるのが大変なことが多いのです。
関連した記事を読む
- 2024/11/22
- 2024/11/17
- 2024/11/05
- 2024/11/02