欠陥がある空き家を解体して更地で売却 ~空き家の売却で実際にあった事例⑩~
空き家が欠陥住宅かもしれない!?
空き家の売主さんが空き家に欠陥があるので、売却に支障が出るか心配していました。
そのため、欠陥がある空き家は解体して土地だけ(更地)で売却しました。
聞いてしまった!?
当社が売却の依頼を受けた空き家でしたが、空き家の売主さんから
「この家は欠陥住宅ですよ。」
と言ってきました。
と言うのも、売主さんがこの空き家の建築時に建築現場を見に行ったところ、建築業者の会話であることを聞いてしまったそうなのです。
それは、
「この家は10年もたないよ(笑)」
売主さんが聞いているのも知らずに建築現場で業者がそう話していたそうです。
そのため、
「この家を建てた業者が悪質だから、何かしらの欠陥があると思う。」
と売主さんは言ったのです。
それでも家の問題は起こらず、売主さんはこの家にしばらく住んでいました。
※この売主さんは人が良く、この会話を聞いても業者には何も言えなったそうです。
出てきた欠陥部分!?
この売主さんは空き家に10年住んだ後に、やはり心配になり、別の家を買い、その家に住みました。
ただ、空き家は持ち続けたままです。
その後、空き家は築40年が経ち、老朽化が進みました。
また、雑草や樹木も生い茂り、手入れがなされない状態が続き、まさに廃墟状態。
そんな中、台風で老朽化した空き家より屋根瓦やごみが吹き飛んでしまいました。
近隣に大きな被害はなかったのですが、台風が去った後も売主さんは空き家の倒壊が心配だったそうです。
それから、売主さんは空き家売却を売却することを決め、売主さんから当社が売却の依頼を受けた後すぐに買いたいと言う方が現れたのです。
当然空き家は住めるものではなかったので、売主さん側で解体して引き渡すことになりました。
ところが、解体の時です。
建物の解体後に浄化槽がお隣の敷地に越境していることがわかりました。
「ねっ、言った通り何かしらの欠陥があったでしょ?」
※空き家には浄化槽の越境以外にも、ちょっとした問題はありました。
それでも問題なく売却
お隣の敷地に越境していた浄化槽は解体業者が慎重に無事取り除いてくれたので、大きな問題にはならず、売却することができました。
築年数が経った空き家は解体し、更地として売却した方が良いです。
今回の事例のように更地での売却は建物がない状態で売却するので、建物の隠れた欠陥に売主さんが責任を負う心配がありません。
また、ガラ等の地中内の事も引き渡し前に発覚することができるので、土地の売却で発生しやすいトラブルへの対策を事前にしっかり行うことができるのです。
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