地中からコンクリート杭が出てきた!? ~不動産売却での事例107~
土地を売却する場合、地中埋設物(ちちゅうまいせつぶつ)が問題となります。
この地中埋設物というのは、文字通り地中に埋まっている物です。
地中埋設物には、コンクリートのガラ(コンクリートの塊)やゴミなどがありますが、大きなコンクリート杭が埋まっていたことがありました。
地中から出てくるもの
売却する土地から地中埋設物が出てきたら、新しく建物を建てる時に支障がないよう撤去・処分しなければなりません。
地中埋設物には、コンクリートのガラ(コンクリートの塊)・浄化槽・井戸・アスファルト・ゴミなどがあります。
さらには、コンクリート杭が埋まっていることもあります。
地中埋設物を撤去・処分する費用
地中埋設物があるかないかは、建物が建っていると、なかなか判断がつきにくいものです。
地中埋設物は、建物を解体した時や地盤調査をした時に発覚するケースが多いのです。
更地渡し(建物を解体して引き渡す)の土地から地中埋設物が出てきた場合は、もちろん所有者である売主さんが地中埋設物の撤去・処分費用を負担します。
そのため、地中埋設物があると、解体費用だけでなく、追加で地中埋設物の撤去・処分費用がかかってしまうことになります。
コンクリート杭が出てきた!?
前の解体時の物をそのまま残して埋めてしまい、解体時に地中からそれらが出てくることがあります。
以前、売主さんが家を解体して更地で引き渡すことになった土地の売却でのケースです。
家の解体時に解体業者からガラが出てきたと連絡がありました。
しかし、ガラだけではありませんでした。
現場に行って見てみると、ガラだけでなく、大きなコンクリート杭も出てきたのです。
確かに大きなコンクリート杭が地中から数本埋まっていました。
その後、売主さんにも見て確認してもらいました。
これらのコンクリート杭は、買主さんの家の建築に支障がないように撤去しましたが、売主さんは、解体費用と追加の地中埋設物の撤去・処分費用がかかってしまいました。
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