残置物を自分で片付けるか?業者に頼んで片付けるか? ~不動産売却での事例125~
不動産売却では、原則として物件内にある売主さんの荷物「残置物(ざんちぶつ)」を売主さんが片付けて(処分して)、何もない空っぽの状態で買主さんに引き渡します。
この残置物の処分ですが、自分で片付けますか?それとも業者に頼んで片付けますか?
残置物(ざんちぶつ)を片付ける
不動産売却での「残置物(ざんちぶつ)」とは、物件内にある家具、家電やゴミなどの売主さんの荷物です。
残置物は、自分で処分する(片付ける)こともできますが、産廃業者や不用品の回収業者に残置物の処分を頼むこともできます。
業者に頼めばお金がかかりますが、(物件の大きさにもよりますが)3日~4日ぐらいで残置物を片付けることができます。
業者に頼む方は、相続などで遠方の不動産を所有することになって、自分で残置物を片付けることができないためです。
逆に、残置物の処分費用を抑えようと、(自治体や地域にもよりますが)お金をかけずに自分で家庭ゴミとして燃えるゴミ・燃えないゴミ・粗大ゴミとして残置物を処分する・片付ける方もいます。
自分で片付けるか?業者に頼むか?
当社の売却では、売主さんが残置物を
①最初から業者に頼んだ
②最初は自分で片付けていたが、途中で諦めた
③自分で片付けられる物は片付けて、片付けられない物は業者に頼んだ
④自分で全部片付けた
というケースがありました。
①は、残置物が大量だったり、売主さんが遠方にいたり、高齢だったりと自分で片付けるのができないためです。
②は、最初は売主さんが自分で片付けると意気込んでいたのですが、あまりの多さに自分では片付けられなくなったり、解体や引き渡しの期日が迫っていたりして、途中でやめてしまいました。
③は、少しでも費用を減らそうと最初から片付けられる物は自分で少しずつ片付けて、残りを業者に頼みました。
④は売却する(売り出す)前に片付けましたが、かなりの時間と労力がかかりました。
なお、②~④の自分で片付けるですが、残置物を処分し(捨て)たり、売主さんが引き取る事です。
残置物(荷物)はなるべく残さないようにしたいものですが、なかなかそのようにはいきません。
解体費用や測量費用と違い、残置物の片付けはお金や手間がかかるなど余計な作業と思いがちで、売主さんが頭を抱えてしまうものです。
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