土地の形から隣の土地だと思っていたら、売却する土地の一部だった!? ~不動産売却での事例㊵~
土地の形・形状は、どのようなものを想像をしますか?
土地の形には、正方形や長方形のような土地(整形地)ばかりではありません。
台形や三角形などの形をした土地もあります。
ところで、土地の形から隣の土地のように見える土地が売却する土地の一部だったケースがありました。
土地の形は様々
土地には様々な形があります。
1つには、正方形や長方形の形のような形が整った整形地という土地があります。
また、正方形や長方形の形以外の土地もあります。
正方形や長方形以外の土地の形には、三角形・平行四辺形・台形・L字状の旗竿地の土地もあります。
隣の土地ではない!?
以前の売却する土地でのことです。
売却する土地は当初台形のような形だと思っていました。
ところが、売り出す前に上司に確認を取ると、
「もう1筆売主さん名義の土地があるよ。この隣の土地にある三角の部分。」
勘が働いた上司は気づいたのです。
公図と謄本を見てみると、1㎡ほどですが、確かに売主さんの名義でした。
下の図のように隣の土地のように見える三角の部分が、実は売主さんの土地だったのです。
売主さんにこのことを伝えると、
売主「自分の土地とは、全く知りませんでした。」
※売主さんは土地に関する書類(権利証など)を持っていなかったため、売主さんも当社も気づかなかったのです。
結果、1㎡ほどですが、隣の土地の一部だと思っていた三角の形をした土地は、売却する売主さんの土地であることが分かりました。
土地の形で見てしまった
後日、お隣の方にも確認したところ、
お隣「そこは、うちの土地じゃないよ。」
と言われました。
幸にもこの1㎡の土地には、何もなく(更地のような状態)で、契約もしていなかったため、大きなトラブルになることはありませんでした。
売主さんは、自分の土地を全て把握していないこともあるので、土地の形から勝手に判断してはいけないことが分かりました。
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