株式会社アクティバル
2019年11月22日
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売却するまで遠方にある空き家を管理するために車で通い続けた空き家の所有者 ~空き家の売却で実際にあった事例⑫~
空き家を相続で所有した場合は、きちんと空き家の管理をしなければなりません。
空き家を放置すると建物が傷むので定期的に管理する必要があるのです。
また、たとえ遠方に住んでいたとしても、空き家の所有者は、最低限の管理(メンテナンス)を継続して行う必要があります。
空き家の管理例
空き家は、以下のような管理を出来れば2週間に1回、最低でも1ヶ月に1回行う必要があります。
〇通風・換気
〇通水
〇雨漏りの確認
〇清掃
〇庭木、外壁や雨樋などの外回り確認
〇ポストの整理
遠方の空き家を管理していた所有者
1人暮らしをしていた伯母が亡くなり、子供がいなかった伯母から相続で譲り受けたのが、姪である今回の所有者さんでした。
しかし、この所有者さんには、もう住まいがあり、住む予定も使う予定もありませんでした。
それでも、せっかく伯母が自分に譲ってくれた家をすぐに手放したり、放置する訳にはいかないと思い、遠方から通って管理していました。
ただし、所有者さんの家から空き家までは、車で片道2時間です。
最低でも空き家には月1回来ました。
多い時には、2週間に1回でした。
また、1人では大変なので、妹さんにも手伝ってもらいました。
遠方の空き家を売却
ところが、何年かした時に空き家に通って管理するのが大変になってきたそうです。
そこで、所有者さんから当社に相談がありました。
当社としては、空き家が遠方と言う事もあったので、売却を提案し、所有者さんは、空き家を売却することになりました。
そして、売却が無事終わり、
所有者「近所の方に挨拶も済ませたので、今後ここに来ることはないかもね。」
と寂しいようなホッとしたような感じで言いました。
所有者「義理は果たしたつもりです。」
このように遠方にあった空き家は売却して、もう管理することがなくなったのです。
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