2020年02月29日
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売却する土地に残っていた井戸の埋め戻しと井戸のお祓いをしたケース ~不動産売却での事例54~
売却する土地に井戸が残っていることがあります。
敷地内に井戸がある場合には、井戸の埋め戻しと井戸のお祓いをします。
井戸の埋め戻し
井戸の埋め戻しとは、井戸を埋めて更地にする作業の事です。
井戸をそのままにしておくと危険であるため、井戸を埋めなければなりません。
ただし、井戸の埋め戻しと言っても、単に土や砂などで井戸を埋めれば良いというわけではなく、簡単には井戸の埋め戻しはできません。
井戸の埋め戻し費用を削るために自分で埋め戻しができると思うかもしれませんが、残念ながら素人が井戸を埋めるのは難しいです。
井戸の埋め戻しにはお祓いも
井戸の埋め戻しでは、お祓いを行う必要があります。
井戸の水は、神様が守ってくれている(神様が宿っている)と考えられていました。
そのため、例え枯れ井戸であったとしても井戸を埋める前には必ずお祓いをします。
売却する土地にある井戸の埋め戻しとお祓いをしたケース
以前、当社が売却の依頼を受けた土地には、築年数が50年の古家がありました。
そこで、売主さんは、建物を解体して更地で売却することになりました。
さらにこの土地には、井戸が残っていました。
建物解体の見積もりを業者に出してもらう際に上司N島部長から、
N島部長「〇〇さんの土地には、井戸があるから井戸の埋め戻しが必要だよ。井戸の埋め戻しも見積もりに入れてもらった方がいいよ。それからお祓いも必要だけど、お祓いは売主さんが手配する言ってたよ。」
当時は、初めて井戸がある土地の売却だったため、「井戸は、単に埋めるだけの作業ではなく、お祓いも必要」という事がわかりました。
そして、建物解体の際に売主さん自身で手配して行ったお祓いと解体業者による井戸の埋め戻しを行った後、買主さんに土地を引き渡しました。
なお、この土地の販売図面の備考欄や売買契約書の特約には、物件には井戸があり、解体時に売主が埋め戻しを行うと記載しました。
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