登記識別情報のシールが剥がれない!? ~実際にあった不動産の相談事例③~
登記識別情報には、12桁のパスワードが記載されており、そのパスワードの上にシールが貼られています。
そのシールについて、「登記識別情報のシールが剥がれないので、うまく剥がせる方法を教えて下さい」という相談がありました。
登記識別情報のシール
不動産の登記名義人となった際に法務局から交付されるA4の紙、登記識別情報には、一部分だけシールが貼られています。
このシールの中には12桁のパスワードのようなものがあります。
このパスワードを使うのは、不動産を売却する時などで、普段使うことは、ほとんどありません。
そのため、不動産を売却しない場合は1度もシールを剥がさないこともあるかと思います。
なお、登記識別情報には、緑色のシールが貼ってありますが、このシールは1度剥がしてしまうと2度と貼れないようになっていますので、注意が必要です。
※登記識別情報の実物写真がなくて、すみません。
シールが全然剥がれない?
以前、当社に相談の電話がありました。
Kさん「ちょっとお聞きしたい事があるのですが。不動産の登記識別情報ってありますよね?あの登記識別情報のシールが全然剥がれないのですが、うまく剥がせる方法はあるのですか?」
アクティバル「その前にシールを1度剥がすと貼れませんが、大丈夫ですか?」
Kさん「大丈夫です。この中身(パスワード)を見る必要があってシールを剥がしたいのです。」
不動産売買では、売主さんが持っている登記識別情報をよく目にしますが、実際に(目隠し)シールを剥がしたことはありません。
そのため、
アクティバル「司法書士の先生に聞いて確認します。」
登記識別情報のシールの剥がし方?
アクティバル「先生、登記識別情報のシールのうまい剥がし方はありますか?」
司法書士K先生「平成20年前後に発行された登記識別情報は、シールが剥がれないようにできていて、うまく剥がれないことがあります。前に法務局で聞いたのですが、うまく剥がれない時は、アイロンや蒸気などをシールにあてると剥がれるみたいですよ。」
アクティバル「そうなのですか。それでも剥がれなかった場合はどうすれば、いいのですか?」
司法書士K先生「登記識別情報のシールがアイロンでも、うまく剥がせない場合には、登記識別情報を法務局に持って行って相談した方が良いです。」
アクティバル「最近のは、うまく剥がれるのですか?」
司法書士K先生「今の登記識別情報は、改良されて、そのような剥がれにくいことはなくなりました。」
アクティバル「先生、ありがとうございました。」
シールが簡単に剥がれてしまうのも困りますが、剥がれないのも困ります。
登記識別情報を利用する予定がなければ、登記識別情報のシールは無理に剥がさないことです。
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