「未舗装」の月極駐車場は問題ないのか? ~実際にあった不動産の相談事例⑤~
月極駐車場には、アスファルト舗装や砂利敷きの駐車場があります。
中には、アスファルト舗装・砂利敷きもされていない未舗装(地面が土のまま)の月極駐車場があります。
「売る予定があるし、お金をかけたくないから、未舗装の月極駐車場で貸したいと考えていますが、問題はありませんか?」という相談がありました。
未舗装の月極駐車場
〇将来売却する予定がある ※すぐに売る訳ではない
〇建物を建てるなど使用・利用する予定はない
〇あまりお金をかけたくない
という事で、所有の土地を「未舗装の月極駐車場」で貸したいとの事でした。
確かに上のような事情がある場合に未舗装の月極駐車場は良いと思いますが、未舗装の月極駐車場には色々と問題があります。
雨の日と雑草
未舗装の月極駐車場は、雨の日や雑草に頭を悩まされます。
雨が降った日や次の日になると、
利用者から、
「雨が降ると水たまりの泥で車が汚れる。」
近所の人からは、
「車の出入りで道路が泥で汚れて迷惑している。」
とクレームがきます。
また、砂利敷きよりも雑草が生えやすく、頻繁に除草する必要があるのです。
大変な未舗装の月極駐車場管理
未舗装でも駐車場として貸し出すには、利用者や近所とトラブルになってはいけません。
当社も未舗装の月極駐車場を管理していますが、車の出入りで道路が泥で汚れてしまい、近所の人からクレームを言われたことがありました。
また、定期的に除草をしていたのですが、利用者から雑草が生えて困ると電話がよくあって大変でした。
オーナーさんには、砂利を敷くなどの対応をお願いしましたが、お金をかけたくないとのことでした。
そのため、管理会社の当社のできる限りの対応として、オーナーさんの許可をもらって地面のぬかるみがひどい区画を使用不可にしたり、利用者に区画を変更してもらうなどしました。
また、除草は前よりも多く行いました。
最低限、砂利敷きの月極駐車場することが良いです。
そうすることで、利用者や近所のストレスや雑草の負担はかなり違ってきます。
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