偶然にも売主と買主が顔見知りだった!? ~不動産売却での事例70~
不動産の売買では、売主・買主が見ず知らずの無関係な他人同士であったり、親子や親族などのお互いをよく知る者同士であることがあります。
ただ、初めは知らない者同士と思っていたのですが、契約の日に偶然にも売主さんと買主さんが顔見知りだったとわかったケースがありました。
契約の日に
ある物件を売り出してから、間もなく申し込み(買付)が入りました。
人気エリアの物件だったせいか、思っていたよりも早く申し込みが入ったのです。
また、条件も良い内容でした。
売主さんに伝えると、その申し込み内容で契約したいとの事でした。
そして、契約日での事です。
売主さんと買主さんが顔を合わせると、売主さんが
売主「あれっ?もしかして前に〇〇(場所)でよく会いませんでした?」
買主「あ~~、そういえば、〇〇(場所)でよく会いましたね!」
売主「私、そこで働いていた〇〇です。」
買主「覚えていますよ。よく私の事も覚えていましたね。」
何と売主さんと買主さんは顔見知りだったのです。
顔見知り程度の関係との事だったので申し込み(買付)や契約書に書かれた名前だけでは気付かなったそうです。
つくづく世間は狭いと感じました。
売主さん買主さんが顔見知りということがわかり、お互いの緊張が取れて和気あいあいと契約が進みました。
片付けて!
売主「そうだ!契約の室内を片付ける内容だけど、室内を片付けるの面倒だから、〇〇さんが片付けてよ。いいでしょ?」
と強引に室内の残置物(荷物)の片付けを買主さんに頼む売主さん。
買主「わかりました、いいですよ。」
とすんなり受け入れた買主さん。
売主「良かった。片付けるのが本当に面倒で。でも少しは片付けるよ。残った物だけ片付けて。」
買主「わかりましたよ。」
と、買主さんが建物内の残置物(荷物)を片付ける契約内容に変更することになりました。
偶然にも顔見知りの買主さんに買ってもらうことになった売主さん。
その後もトラブルなく売却することができました。
これも何かの縁なのでしょうか!?
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