売り時を逃してしまう ~不動産売却での事例86~
不動産を売却した方の中には、高い価格や良い条件で売るタイミングを逃してしまった方もいると思います。
もっと高く良い条件で売却できたはずなのに、後悔が残る売却となってしまったことがあるかと思います。
待てば高く売れる?
土地や建物など不動産を売り出して申込が入った際に、
「もう少し待てばもっと高く売れるのでは?」
と考えてしまうことがあるかと思います。
しかし、残念ながら時間をかけても高く売れるとは限りません。
それどころか、売れるチャンスを逃がしてしまうことがあります。
最初に入ってきた申込が実は1番いい条件だったということが不動産売却ではよくあります。
そのため、今回よりも高い価格や良い条件で申込をする買主さんが次に現れるとは限らないのです。
売り時を逃してしまった売主
当社の売却事例で以前このようなことがありました。
アクティバル「〇〇〇〇万円(値引きがある価格)で申込が入りました。」
売主S「手取りで〇〇〇〇万円欲しいから、その価格では受けられないな。」
アクティバル「値引きの交渉がありますが、それ以外は、良い条件だと思いますよ。」
売主S「今回はお断りして、また次のを待ってみます。」
そういった事を何度も繰り返しました。
ところが、それ以上の良い価格・条件で買うという方は現れませんでした。
そして、
売主S「もうこのまま売れないのはマズいからどんな価格・条件でもいいから受けて下さい。」
となりました。
結局、売主さんが希望する価格・条件でない内容で売却したのです。
後悔しないためにも!
売るのを決めるのはもちろん売主さんご自身です。
それでも、
「もう少し待っていれば高く売れたかも」
「あの時売っておけば良かった」
などと、後悔してしまう事もあるかもしれません。
そのためには、
〇売却スケジュール(売却の期間)
〇売主さんの考え・気持ち
〇確実な売却価格(相場価格)
〇最低ラインの売却価格
などの内容を事前に決めておくことが大切です。
そうすれば、買い手が現れた時に後悔なく不動産の売却ができるはずです。
売主さんは、「もっと高く売れる」とあまり欲張ってはいけません。
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