解体業者とご近所への解体前の挨拶回り ~不動産売却での事例104~
家を解体して売却することがあります。
ただ、家を壊すということは、売主さんだけのことではなく、解体でご近所との関係が悪くなってはいけません。
解体は売主さんの都合でするものであり、家を解体する際にきちんと事前にご近所への挨拶回りをすることがとても大切です。
家の解体とご近所との関係
家を解体することは、1度あるかないかです。
家を解体する際は、ご近所とトラブルなく、無事に終わりたいと思います。
しかし、解体では、騒音などでご近所に迷惑をかけてしまいます。
例えば、「音が大きい・うるさい」や「家が揺れる」などの騒音や振動、「埃やゴミが飛んで来る」といったことがあります。
解体での騒音などは仕方ないことではありますが、解体が終わった後、売却してその場所に住むことがないとしても、ご近所と良い関係のまま次に住む方へ渡すことが大切です。
解体の挨拶回り
解体でご近所とトラブルにならないためにも、解体前のご近所への挨拶回りはとても大切です。
売主さんの都合で家の解体を行うので、ご近所に解体を始める前は、必ず挨拶回りをします。
以前、家を壊して更地で引き渡す物件がありました。
ただ、売主さんは高齢で、挨拶回りができないとのことだったので、当社が売主さんに代わって解体業者と挨拶回りをすることになりました。
当時アクティバルAにとっては、初めての解体での挨拶回りでした。
アクティバルA「近所と言っても、どのくらいまで挨拶回りをするのですか?」
解体業者S「うちの場合、けっこう回りますよ。」
アクティバルA「5件ぐらいですか?」
解体業者S「最低挨拶しなければいけないのは、解体現場の両隣の家・向かいの家・裏の家です。それ以外にも、迷惑になるだろうと思う家には全部挨拶に行きますよ。だから5件ぐらいでなく、15~20件ぐらいですかね。」
解体工事をイメージして、「自分がこの家の人だったら困るかもしれない」と思えば、その家には挨拶に行くそうです。
この挨拶回りでは、解体業者と計17件回りました。
そして、ご近所と解体でトラブルにはならず、無事に解体と売却をすることができました。
挨拶回りでトラブルを防止する
解体業者が挨拶をする際には、解体工事で迷惑をかけてしまうことと、解体内容(スケジュールや手順など)の説明をするとの事。
解体前の挨拶回りは、解体工事開始の1週間前くらいに解体する家の人と解体業者が一緒に行くのが1番が理想です。
解体業者から解体について対応してもらうことと、解体する家の人が足を運ぶことによって事情を理解してもらいやすいからです。
また、解体作業する業者の顔がわかれば、ご近所の方は安心するらしいです。
そして、解体業者は、挨拶回りに通常タオルなどを渡します。
なお、挨拶に行っても留守だった場合は、後日か解体工事中にタイミングを見て挨拶をするそうです。
家の解体では、音を一切出さずに行うことは難しいため、ご近所への挨拶は、トラブル防止のためにも、とても大切です。
「お互い様だから」とご近所の方々に思ってもらえるよう、こちらの事情をきちんと理解してもらうことが大事です。
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