隣の水道管と下水管が売却する土地を通っていて役所の図面と違う!? ~不動産売却での事例112~
水道管や下水管は、通常敷地の前面道路にある本管から敷地内に引いてきます。
しかし、隣の水道管と下水管が売却する土地を通っていた事がありました。
そして、役所の水道管や下水管の図面と実際の水道管や下水管が違っていたのです。
図面と実際の状況
通常、水道管や下水管は前面の道路にある本管から敷地内に引き込みます。
しかし、自分の土地を経由してお隣の水道管や下水管が引き込まれていることがあるのです。
なお、水道管や下水管の埋設状況は、市役所などの埋設図面で確認することができます。
しかし、役所の図面と実際の埋設が完全に一致しているとは限りません。
図面と実際の状況が違っていた事例
以前、売却する土地にお隣の水道管と下水管が通っていることがありました。
しかし、市役所の図面では、お隣の水道管と下水管は、前面の道路から敷地に引かれているのです。
売主Xさんは、
「うちの土地にYさんの水道管と下水管が通っていたなんて全然知らなかった。」
売主Xさんは、この事を全く知らなかったのです。
そして、図面のある市役所は、
「すみません。そのような場合は、現況が優先となってしまいます。」
と言うだけです。
実際の状況を確認
市役所などの埋設図面は必ずしも正確なものとは言えず、「図面と現況が異なる場合は現況通りとします」とされてしまうので、注意が必要です。
そのため、こういったケースが多くなったせいか、市役所の図面には、
「できる限り最新で正確な情報を提供しておりますが、現状と一致することを保証するものではありませんので、必ず現地を確認して下さい。」
「情報は、反映されていない場合がありますので、現地の状況を優先して下さい。」
と大きく書いてあります。
水道管や下水管の埋設状況は、できる限り図面と現地を見て、しっかりと確認・調査することが大切です。
そして、お隣とトラブルにならないように、売却する土地の水道管や下水管の状況はきちんと確認・把握することをお勧めします。
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