月極駐車場の見方と売地の見方が違った！？　～不動産売却での事例114～

月極駐車場だった土地の売却があったのですが、月極駐車場の見方と売地(土地)の見方が違ったのです。

それでは、月極駐車場と売地では、どのような見方が違ったのでしょうか？

当社が管理していた月極駐車場の土地は、

〇30坪ぐらいの大きさ

〇総台数4台

〇周辺は住宅街

〇駅から徒歩約20分

といったのが主な内容です。

駐車場のオーナーさんは、親が住んでいた家を壊して更地にし、その土地を相続して、しばらくの間、月極駐車場にして所有していました。

しかし、10年後、この月極駐車場の土地を手放す(売却する)ことにしました。

当社が管理していた頃の月極駐車場は、またに満車になることがありましたが、常に満車という事ではありませんでした。

当社の力不足もあると思いますが、あまり駐車場としてのニーズがなかったのです。

それは、近隣が戸建が多い住宅街でしたが、1軒1軒の家には駐車場が1台付いているような地域だったのです。

そのため、自分の家で駐車場が足り、駐車場を借りるというエリアではないのです。

その月極駐車場だった土地を売却することにし、駐車場管理の縁から当社が売却を頼まれました。

販売を始めると、何と問い合わせが殺到！！

販売開始から2日で申込が入り、2番手、3番手(キャンセル待ちのような事)が出るほどでした。

駅からは離れていますが、住宅街で小学校がすぐそばにあり、スーパーやドラッグストアなどが徒歩圏内です。

また、通りから奥まった所にあるので車の通りが少なく、土地の大きさは住宅としてはちょうど良い大きさで、更地で前面の道路が広いです。

このようなことから売地としては人気の物件だったのです。

月極駐車場でニーズがなかったことから、最初はなぜこの土地が人気だったのか理解できませんでした。

しかし、それは単純な事で月極駐車場としてしか見ていなかったからです。

売地として見れば、先程のように住むのに良い条件が揃っている物件なのです。

このように月極駐車場の見方と売地の見方が違っていたのでした。