近所の1人だけが「近所から空き家のクレーム(苦情)が多くて困っている」と言ってくる！？　～空き家の売却で実際にあった事例㊴～

客観的に見てひどい状態ではない空き家に「近所からクレーム(苦情)がある」と言ってくる方がいました。

空き家に対する近所の人の感じ方というのは人それぞれ違うのでしょうか？

他の人にとっては全く感じないことでも、ある人にとっては問題なことがあるのでしょうか？

当社が所有者さんから売却を頼まれた越谷の築30年の空き家がありました。

空き家になって10年ぐらいですが、近隣からクレームがあるようなひどい状態ではありませんでした。

定期的ではなかったのですが、空き家の所有者さんがたまに見に来て管理していたのです。

そして、売り出す際に当社が近隣の方への挨拶回りをしました。

隣接している方などへの挨拶が終わり、道路を挟んで目の前の家の方(Xさん)にも挨拶に行きました。

Xさん「ついに売りに出るのですね。早く買い手が決まるといいですね。」

しかし、ある時からXさんから

〇「庭の木の枝が街灯の明かりを邪魔していて暗い」と近所からクレームがある

〇「落ちている木の葉や枝に火をつけられそうで怖い」と近所からクレームがある

　※消防からも放火される危険があると注意があるとも言われた

〇「雑草が酷くて困っている」と近所からクレームがある

と、近所からクレームが多数来ていて困っていると当社に言ってくるようになりました。

しかし、実際現地を見みるとそこまでではないような気がします。※第三者から見てもそう見えるそうです。

30年経った空き家で10年ほど住んでいないため、多少の事はあると思いますが、クレームとなるようなひどい状態ではありませんでした。

それでも、次々にXさんからクレームが来るのでした。

ある時、空き家に隣接している方(Yさん・Zさん)と話す機会がありました。

アクティバル「空き家の木や雑草で色々とご迷惑おかけしてすみませんでした。おかげ様で買い手が決まりました。」

Yさん「いえいえ、うちはあまり気にしないからそこまで困ってなかったですよ。無事買い手が決まって良かったですね。」

Zさん「一時(空き家となってから数年間)は困っていましたが、もう慣れてしまいましたよ(笑)。」

と言うのです。

アクティバル「隣接している人は困ってなかったと言ってるけど、近所の人からのクレームが多いとは？？もしかして、Xさんだけが気にしている？？」

売主さんにXさんからのクレームを話すと、

売主「そんな事をいちいち言ってきたの？まぁ、Xさんは少しクセがある人かもしれないね。悪い人ではないのだろうけど、神経質で色々と周りのことが気になる性格なのかもしれない。自分が住んでいた時に犬が家から逃げてしまってXさんの家に行ってしまったらすごい怒られたからね。『どういうしつけをしているですか！』って。」

ということが過去にあったそうです。