売り時を逃してしまい、売りたくても売れない物件に・・・ ~不動産売却での事例151~
不動産の売却では、高い価格や良い条件が来るのを待っていると売るタイミングを逃してしまう場合があります。
売り時を逃すとズルズルと引きずられてしまい、「あの時売っておけば良かった」と後悔が残る売却となってしまうことがあります。
待てば高く売れるのではないか?
土地や建物などの不動産を売り出して申込が入ると売主さんは、
「もう少し待てばもっと高く売れるのでは?」
と思ってしまうことがあると思います。
しかし、残念ながら時間をかけても高く売れるとは限りません。
それどころか、売れるチャンスを逃がしてしまうことがあります。
結局最初に入ってきた申込が1番いい条件だったということがよくあるのです。
そのため、今回よりも高い価格や良い条件で申込が次に来るとは限りません。
売り時を逃してしまい、なかなか売れずに
当社の売却事例で以前このようなことがありました。
アクティバル「〇〇〇〇万円(値引きがある価格)で申込が入りました。」
売主「最低でも手取りで〇〇〇〇万円欲しいから、その価格では受けられないな。」
アクティバル「値引きの交渉がありますが、それ以外は良い条件だと思います。」
売主「今回はお断りしてもらって、また次のを待つよ。」
売主さんとこのような事を何度も繰り返しました。
その後は、それ以上の良い価格・条件で買うという方は現れませんでした。
そして、
売主「このまま売れなくなってしまうのはマズいから、ある程度の価格・条件でもいいから受けていいよ。」
となりました。
このケースで売却することはできましたが、売主さんの希望・納得する価格・条件ではありませんでした。
売れない物件にならないよう
売るのを決めるのは、もちろん売主さんです。
それでも「あの時売っておけば良かった」などと後悔してしまう事があるかもしれません。
そのためには、
〇売却のスケジュール(売却の期間)
〇売主さんの考え・気持ち
〇確実な売却価格(相場価格)
〇最低ラインの売却価格
などを事前に決めておくことが大切です。
そうすれば、買い手が現れた時に後悔のない売却ができると思います。
「待てばもっと高く売れる」とあまり欲を張ってはいけません。
売り時を逃してしまうと売りたくても売れない物件になってしまいます。
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