幼い頃に生き別れた父が亡くなり、相続した父の不動産を売却した売主《後編》 ~不動産売却での事例160~
幼い頃に生き別れた父親が亡くなり、父親の不動産を相続した方がいました。
会ったこともない・記憶もない父親から突然相続することになった不動産(マンション)は売却することができたのでしょうか?
相続したマンションとは?
父親AさんからBさんが相続したマンションの情報です。
①築45年のマンション
②エレベーターなしで5階建ての1階部分
③室内のリフォームは一度もない
④最寄り駅から徒歩で約5分
⑤マンションには高齢の住人が多くいる
⑥最寄り駅は各駅停車しか停まらない乗降数が少ないローカルな駅
亡くなった父親が残した荷物や支払い
なお、Bさんの父親Aさんは急死だったため、マンションの部屋にはAさんの荷物が多く残っていました。
そこで、BさんがAさんの荷物を全て片付けました。
また、固定資産税やカードなどの支払いが止まっていました。
滞納してしまった支払いも相続したBさんが全て支払いました。
早く申込が入った
時間がかかると思っていたマンションの売却でしたが、売り出してから1週間で申込が入りました。
アクティバル「業者の買取のため値引きがありますが、〇〇万円で申込が入りました。他の条件もいいですよ。」
Bさん「早いですね・・・。」
アクティバル「(ん?思ったより早く申込が入ったことで、欲が出て、まだ様子を見ると言うのか?)」
Bさん「話を進めて下さい。」
アクティバル「金額は問題ないですか?」
Bさん「その金額で売れるのであれば何も問題ありません。この話を逃したら次はないと思っています。」
良い流れのまま売却できた
その後、契約から引き渡しと売却はスムーズでした。
Bさんが信じた良い流れのまま売却することができたのです。
Bさん「売れないままマンションを持ち続けてしまうのではないかと心配でしたが、正直、こんなに早く、思っていた以上の金額で売れるとは思いませんでした。ありがとうございます。」
そして、最後に
Bさん「一度は断られましたが、相続の連絡をしてくれたおじに再度お礼をしたいと考えています。」
こうして、幼い頃に生き別れた父親から相続した不動産は無事売却できました。
おわり
関連した記事を読む
- 2024/11/22
- 2024/11/17
- 2024/11/05
- 2024/11/02