結局自分では空き家の荷物やゴミなどの残置物が片付けられなかった ~空き家の売却で実際にあった事例㊷~
空き家を売却する際には、売主さんで残置物を全て片付けてから引き渡すのが一般的です。
このように空き家を売却する場合、空き家に残された荷物やゴミといった「残置物」を片付けるということがあります。
ただし、この残置物の片付けに費用をかけず、売主さんご自身で残置物を片付けて費用を抑えたいと思うことがあるかもしれません。
空き家にある残置物を片付ける
空き家の中には所有者さんの「残置物」と呼ばれる荷物やゴミがそのままになっていることがあります。
空き家を売る場合、原則として売主さんは、空き家にある物を全て片付ける必要があります。
そして、買主さんへ引き渡すまでに空き家内には残置物(荷物)がない状態にしないといけないのです。
売主さんからすると、「買主さんが荷物を引き取ってくれないかな?」と思うかもしれません。
しかし、よっぽどのことが無い限り、買主さんにとって売主さんの残置物は残念ながら「タダで譲ります」となっても喜ばれるものではありません。
結局自分では片付けられない!
Mさん「空き家に前住んでいた時の物がまだたくさん置いてあります。最終的には、業者にお願いするつもりですが、費用を少しでも抑えたいので、ある程度は自分で片付けるつもりでいます。」
と、空き家の売主さんMさんは、残置物の処分費用を少しでも減らそうと、片付けられる物は自分で少しずつ片付けて、残りを業者に頼むと考えました。
しかし、ある時、
Mさん「物が多すぎて全然片付かないです。時間を作って少しは片付けたけど、これじゃ片付けるのに1年かかってしまう。」
また、思い出や懐かしの物が出てきて、それを見入っている間に時間がなくなってしまったこともあったそうです。
最初は自分で片付けると意気込んでいても、引き渡しの期日が迫ってきて、あまりの多さに自分では片付けられないと思い、Mさんは片付けを途中でやめてしまいました。
少しぐらい量であれば何とか自分で片付けることはできますが、やはり残置物の量が多いとなかなかご自身で片付けるのは大変なのです。
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