不動産売買で申込みが重なった時の優先順位!
売り出されている土地や中古戸建などの不動産に対して、
同時期に複数の購入申込みがあった場合、何が優先されるのでしょうか!?
今回のブログでは売買契約の優先についてお送りします!!
何が優先される!?
人気物件やお得な値段の物件の売り出し直後又は値下げ直後に
複数の申込みが続いて入ることがあります!
不動産の売買で同時期に購入希望者が重なった場合、
誰を優先するのかは難しい問題です!!
不動産は書面が原則なので、残念ながら口約束での申込みはできません!
その為、購入の申込み(買付証明書の提出又は売主さん側の仲介業者へ買付の到達)が
早い方を優先するのが多い為、通常は「買付優先」(申込み優先)とされています!
ただし、これには法律による規定があるわけではなく、
不動産業界で特に決まったルールもありません!
「買付優先」というのは不動産業界で勝手に使っているだけなのです!
不動産購入した経験がある方は物件の仲介業者から
「他の方から申込みが入ってしまうこと前に買付証明書を早めに出しましょう」
と急がされたことがあるかと思います!
せっかく気に入った物件なのに、ちょっとのタイミングで
他の申込みが入ってしまって逃してしまうケースがあるからです!!
しかし、たとえば購入希望者Aさんが1番手として買付証明書を
提出したにもかかわらず、手付金の準備などでいつ契約できるのか
わからないのに対し、2番手として買付証明書を提出した購入希望者Bさんは
明日にでも契約できるといった場合はどうでしょうか!?
さらに、もし購入希望者Aさんが住宅ローンを利用する(特約による白紙解除の
リスクがある)予定に対して、購入希望者Bさんはキャッシュ(現金払い)の場合や
購入希望者Aさんは価格交渉(値下げの交渉)があるのに対して、
購入希望者Bは満額(売出価格)で購入の場合、売主さんは申込みの順番にかかわらず、
購入希望者Bさんに売却したいと考えます!!
やはり売主さん側からみれば、前者の購入希望者Aさんよりも
条件が良く確実な購入希望者Bさんを当然優先したくなります!
申込みの順番にかかわらず「契約ができる人」を優先することは、
「契約優先」となります!
買付証明書には法的な効果がないので、確実に契約できるというわけではなく、
残念ながらそれが覆された場合、誰の責任も問えないのが現実なのです!
不思議なもので!
不動産は本当に申込みが競合することが多いです!!
人気物件やお得な値段の物件だけでなく、それ以外の物件でも何かのタイミングで
申込みが重なることがよく見られます!
不動産というのは不思議とご縁やタイミングなのかもしれません!!
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