共有のブロック塀の取り替え ~不動産売却での事例②~
お隣との間にある塀が土地の境界線上に立てられた塀などであれば、維持管理費用や
補修費用はお互いに負担していくもの考えるのが一般的です!
しかし、その場合に注意することがあります!!
塀が共有であった場合、勝手にブロック塀の取り替えや補修をすることはで
きません!!
必ずブロック塀のもう一方の所有者であるお隣の方の承諾が必要です!!
共有のブロック塀
たとえば、お隣との間に劣化した倒壊寸前の古いブロック塀があったとします!
ブロック塀を新しく取り替えたいと思っていますが、ブロック塀はお隣との共有と
なっています!
ブロック塀がお隣との共有であれば、ブロック塀が壊れたり、劣化した時の取り替
え・補修等の費用はお互いで負担することになります!!
また、どちらか一方が所有する場合はブロック塀の所有者が費用を負担する
ことになります!!
ブロック塀の費用負担を考えると共有の方が良いと思うかもしれませんが、共有の場
合はお隣の承諾がなければ取り替えができないこともあるので注意が必要です!!
ブロック塀の取り替えを提案してスムーズに話が進むこともありますが、承諾して
くれないケースもあります!!
共有ブロック塀の取り替えで承諾してもらえなかったケース
当社が売却の依頼を受けた土地でブロック塀の取り替えについて実際にあったケース
です!!
売却する土地にはお隣さんとの共有の古いブロック塀がありました!!
このブロック塀は買主さんが費用を負担して新しくしたいとの要望がありました!
それでもブロック塀は共有である為、お隣の方の承諾をもらうことになりました!
また、トラブル防止のためもブロック取り替えについての証明の書面として承諾書を
頂きにお隣の方へ話をしました!!
「ブロック塀の費用負担は買主さん側でするので取り替えても良いですか!?」
しかし、お隣の方が
「その塀は当時自分達が費用を出して作ったものだからね。思い入れのあるブロック
塀でもあるから買主が費用を負担して新しくすると言っても今回はお断りするよ」
「特に困っていないから今のままでいいです」
「ブロック塀が古くなったからと言ってそちらの都合で直されては困る」
このようにお隣の方がブロックをそのままでいいと主張するケースがありました!!
「お隣が費用を出してブロック塀が新しくなるなんてラッキー!!」
と思う方が全てではないようです!!
全ての方が承諾をするとは限りません!!
それでもお隣の方の意向を確認して下さい!!
よく話し合ってトラブルにならないように気を付けて下さい!!
つづく
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