共有名義の土地を売却するポイント・前編
不動産(土地や建物など)を共有(複数)名義で所有している方も多いのではないで
しょうか!?
相続をした際に共有名義で相続した方や夫婦でお金を出し合って不動産を購入した場合
に共有名義となった方は多いと思います!
それでは、共有名義となっている不動産を売却する場合はどのようにすればよいので
しょうか!?
分筆して単独名義にしてから売却する方法!
不動産用語で1つの土地の単位を「筆(ふで)」と言います!!
そして、1つの土地を2筆以上に分割することを「分筆(ぶんぴつ)」と言いま
す!!
例えば、親から相続した1筆の土地を兄弟2名が共有で所有していたとします!
それを2筆に分筆して兄名義と弟名義の土地に分割することで土地の売買や後々の相続
などがスムーズになります!
もし共有名義の状態だと双方の同意を得なければ売却もできません!
さらに、どちらかが亡くなってしまった場合に共有で所有していた権利(持分)が
その妻や子に相続されると、さらに権利(持分)が分散されて同意を得なければいけない
人が増えてしまいます!
1筆の土地に名義人が複数いる場合、全ての人の同意が必要となるため、人数が多いと
意思の統一がより困難となります!
そのため、早めに分筆して単独名義にする方が良い方法です!!
余談ですが、複数の土地を1つにまとめることを「合筆(ごうひつ)」と言います!
分筆するため必要なこととは?
分筆をするには、どこからどこまでが該当地となるのかを正確に把握するための
測量が必要となります!!
測量に関しては素人ができるものではないのできちんとプロ(土地家屋調査士など)に
お願いします!!
そして、売却をするのであれば、まず不動産業者などに相談してから分筆するのが
良いです!!
所有している敷地の面積から分筆後の持分がどのくらいになるかによって、売れるか
売れないかが変わってくる場合があるのです!!
また、その土地がどう道路に接しているかも大切です!!
接している道路の路線価により不動産の価値は変わるので、ただ単純に分けると
言っても財産までも均等に分けられる訳ではありません!
このような点から、まずは不動産業者に相談するなどして、どう分筆したら売りや
すくなるのか、買い手がつきやすくなるのかなどを聞いてみるのが良いです!
受け継がれていく不動産は相続を繰り返す度に名義人が増えていきます!
相続人同士が良い関係の時は問題ないのですが、名義人が増えると分筆することも
売買も相続も複雑・面倒になるものです!!
つづく
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