中古住宅を購入した後の売却で起こること ~不動産売却での事例⑤~
中古住宅を購入する場合には、その後に売却することや地中のことまで気にしない
のが普通です!!
しかし、購入した中古住宅を古家付土地として売却し、次に購入した買主さんが新築工
事をする場合に地中にコンクリートガラなどが埋まっていて、その撤去費用がかかって
しまうことがあります!!
購入した中古住宅を売却した後に
中古住宅を購入し、その住宅に住んでいるだけなら問題はないのですが、売却をし
た場合に問題が起こる可能性があります!!
その問題とは地中にコンクリートガラ、ゴミ、昔使っていた浄化槽、昔の建物の
基礎などが埋められていることです!!
ガラとは簡単に説明するとコンクリートの塊やゴミのようなものです!!
購入した中古住宅を古屋付の土地として売却した後に買主さんが建物を建てる時に
そのような物が埋められていると売主さんの責任(瑕疵担保責任)として通常なら発生し
ない撤去費用や運搬費用などがかかってしまうのです!!
そして、その量が多ければ多いほど費用が高くなってしまいます!!
よくあるケース
実際に売却の場面で起きたケースです!!
ある売主さんは30年ほど前に中古戸建を購入しました。
その土地の地中には売主さん自身も知らなかったガラ(コンクリートの塊)が埋
まっていたのです。
その後、その中古住宅を古屋付の土地(建物の築年数が経っているので、建物は使えま
せん)として売却することになりました。
その事に気づかぬまま引き渡しまで終わり、買主さんが新築工事を開始するとコンク
リートガラが埋まっていることが発覚しました。
この場合に当然売主さんの「瑕疵担保責任」の問題になるわけですが、売主さん
に責任はあるものの、売主さんはなかなか受け入れることができません。
というのも、こうなったのは前の所有者(売主)に責任があるはずなのに自分が責任を負
うことが納得いかないと主張するのです。
そして、前の所有者からはこのような話や説明が一切なかったというのです。
売主さんの気持ちは痛いほどよくわかりますが、前の所有者(売主)の責任は(契約上)
なくなっています。
そもそも、前の所有者がどこでどうしているかなんて普通はわかりません。
ところで、困るのは買主さんであり、新築工事は進まないまま、売主さんとのトラブ
ルに発展してしまったのです。
このようなケースは何度かありましたが、共通しているのは売主さんが中古
住宅を購入したことです!!
「中古住宅なんて買うんじゃなかった」
こういった状況になった売主さんはこのように言います!!
決して中古住宅が悪いとは言いませんが、中古住宅の購入には注意が必要です!!
こういった知識を少しでも頭に入れて頂ければ、今後のいい材料にはなると思います!!
つづく
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