お隣が共有のブロック塀の取り替え(積み直し)を承諾してくれない!? ~不動産売却での事例129~
お隣との間にあるブロック塀が土地の境界線上に立てられた塀であれば、維持管理の費用や補修の費用はお互いに負担すると考えるのが一般的です。
そのため、塀が共有の場合、勝手にブロック塀の取り替え(積み替え)や補修をすることはできません。
ブロック塀のもう一方の所有者であるお隣の方の承諾が必要となりますが、お隣が承諾してくれないケースもあります。
共有のブロック塀について
お隣との間に古いブロック塀があり、ブロック塀を新しく取り替えたいと思っています。
しかし、ブロック塀はお隣との共有となっています。
ブロック塀がお隣との共有であれば、ブロック塀が壊れたり、劣化した時の取り替え(積み替え)・補修等の費用はお互いで負担することになります。
ブロック塀の費用負担を考えると共有の方が良いと思うかもしれませんが、共有の場合はお隣の承諾がなければ取り替え(積み替え)ができないこともあるので注意が必要です。
そして、ブロック塀の取り替え(積み替え)が問題なく進むこともありますが、お隣の方が承諾してくれないケースもあります。
共有ブロック塀の取り替えを承諾してもらえなかった
ブロック塀の取り替え(積み替え)で実際にあったケースです。
売却する土地には、お隣さんとの共有の古いブロック塀がありました。
買主さんが費用を負担してブロック塀を新しくしたいと買主さんからの要望がありました。
ただし、ブロック塀は共有である為、お隣の方の承諾が必要です。
後々トラブルにならないようブロック塀取り替えについての承諾書(書面)をもらうためにお隣の方へ話をしました。
「ブロック塀の費用を買主さんが負担するのでブロック塀を取り替えてもよろしいですか?」
しかし、
「その塀は当時自分達が費用を出して作ったもので思い入れのあるブロック塀であるから買主が費用を負担して新しくすると言っても今回はお断りします。」
「ブロック塀が古くなったからと言ってそちらの勝手な都合で直されては困る。」
とお隣の方からブロック塀を取り替えなくていいと断られたケースがありました。
「お隣が費用を出してブロック塀が新しくなる」
と思う方が全てではないようです。
このように共有ブロック塀の取り替えは、全ての方が承諾をするとは限りません。
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