10年間空家だった物件の打ち合わせ
越谷市内を夜歩いてみると戸建の空家が目立つ感じがします。
毎日業務で市内の所有者様や取引先のお客様のお宅にお伺いすることが多いのですが、行った先々で近隣を歩いてみると手入れのしていない空家が目につきます。
「いつかは戻って来よう、子供たちに財産として残してある等」人それぞれの理由があるのだと思います。
前にも書いたことがあるのですが、越谷市は人口約34万人です。
有難いことに僅かですが、人口は増えています。
この事実とは反比例して、空家が増えている・・・
新築の賃貸物件が増えたり、新築の戸建てが増えたりして新しく越されてくる方が多いようです。
鍵を開けたら時間が止まっていました
さて、先日約10年利用してしていない物件の打ち合わせをしました。
お客様は近隣の千葉にお住まいです。
外観から樹木は伸び放題、敷地内は空き缶や飛んできたビニール袋が目につきます。
鍵を開け中に入ると、埃まみれで生活感がそのまま放置してあります。
ご承知の通り、家は使わないと色々とダメになっていきます。
①特に水回り設備(キッチン・お風呂・給湯器・洗面所等)こちらは完全に使用できない程でした。
②空気の入れ換えをしていないため、和室のたたみが腐食やカビが発生する。
③残置物による日焼け。
お客様も想像以上に驚いていました。
家は使うのは勿論、定期的に空気の入れ換えや水道を使用しないといけません。
問題は長い間の放置です
長年放置しておくとお客様の負担が増えます。
①賃貸物件とする場合・・・費用の問題が発生します。上記の問題点解決に掛る費用を、お客様が負担しなくていはいけません。
また、住宅用の火災警報器設置が義務化され、特に賃貸物件では必須になっています。
②売却する場合・・・残置物の撤去費用が発生します。業者に依頼すると数十万円は掛ります。実際ご自身で片づけるのは、体力的には厳しいです。
解決策は早期相談です
解決策はお分かりの通り、早い段階で相談していただく事です。
◆貸出すにしても早期の段階なら、僅かな手直しで水回り設備もそのまま使用できた可能性が高いです。
◆残置物の処理は早目に行いましょう。引越段階で家具や家電製品の処分をしておけば、低額で市の方で回収してくれます。
◆貸出す場合、高収入は望めなくても、固定資産税の支払以上の収入は見込めます。
◆売却するに際にも家の中に残置物がなければ、無駄な片付費用は発生しません。
今回のお客様の場合、「残置物の撤去と庭や敷地内の管理」で話がまとまりました。
大切な財産を長年放置する前に、お近くの不動産会社に相談してみてください。
売る・貸すだけじゃない幅広いお話が聞けますよ(笑)
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