買うつもりがない家を買ってしまい、結局空き家になってしまった ~空き家の売却で実際にあった事例⑪~
空き家を所有した理由は、親が住んでいた家を相続したなどがあります。
理由はそれぞれあるかと思いますが、空き家を持つことになった理由が「買うつもり(意思)がない家を買ってしまい、その家が空き家になった」という方がいました。
空き家を所有することになった
家は自分で買った訳ではなくても、親から相続することにより家を持つことがあります。
しかし、自分の意思ではなく家を持った場合は、そのまま放置して空き家になってしまうことが多くあります。
ただ、自分の意思で買ったのではなく、また相続によってでもなく、空き家となった家を持っていた方がいました。
買うつもりは全くなかった
以前、当社での空き家の売却であったケースです。
この空き家の売主さんは、空き家以外にも現在住んでいる家がありました。
空き家を持っている理由を聞くと、
売主「実はね、昔、友達が家を買うから、家の内見を一緒に見に行ってくれないかと言われて見に行ったんだよ。そうしたら、内見の後、無理やり不動産屋の事務所に連れて行かれて。事務所に着いたら、恐そうな人達数人に囲まれて無理やり契約しちゃった。その友達は買わなかったのに、関係ない人が買ったんだよ。」
アクティバル「そうだったのですね。それにしてもひどいですね。」
売主「それはもう怖くて、もう契約するしかない状況だったよ。説明とかなくて、サインさせられたよ。」
アクティバル「昔はめちゃくちゃですね。今では考えられません。」
売主「だから、自分が欲しくて買った家じゃないから、結局住まないまま何十年も空き家になっちゃって。将来、何かで使うかなぁと思ってたんだけど、使うこともなかった。」
空き家の契約に慎重
ちなみに、この売主さんは空き家の売買契約がとても慎重でした。
契約書を一字一句丁寧に読み、また売主さんに関係ない内容も含めて1つ1つ説明を求められました。
※こちらの契約は持ち回り契約でした。
売主さん側の契約はあまり時間がかかることはないのですが、この契約はけっこう時間がかかりました。
普段は、細かい方ではないのですが、以前の契約で不動産の契約には、敏感になっていたのかもせれません。
そして、「買うつもりがなく買ってしまった家」の空き家は、解体されて、買う意思で買った方が新しい家に住んでいます。
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